家の第一印象を決定づけるのは「土間」!

土間は帰宅時、家に入るとまず迎え入れてくれる場所です。さらに客人を迎え入れるところとしても機能します。そのため、土間は、私たちにとって非常に重要な役割を持っているのです。

ただ、家の内外を接続する室内部である土間には、どうしてもものが増えてしまう傾向があります。

この記事では、土間を工夫して家の第一印象をより良くする方法を紹介していきます。

土間ってどんなもの?

かつて、土間はどんな住宅にもある一般的なものでした。しかし、近年では、なじみのない方が多いここでしょう。

土間は、建物の内部にありながら土足で利用することができる場所を指しています。

現代の住宅でいうところの玄関に当たることが多いです。靴を着脱する場所です。

昔は、農民が多かったこともあり、農具を使いやすい場所に置いておいたり、収穫物を一旦置くための場所として、床を張らずに土間が設けられていました。

そこでは靴を脱がずとも料理や洗濯が可能であるため、当時の生活に適した役割を持っていたと言えます。

しかし、現代ではそのような家事の際、靴を履くことはありません。そのため、土間にスペースを割く必要がなくなっていったのです。

ただ、その需要は回復しつつあり、あえてLDKに土間を設けたいという願望をお持ちの方もいらっしゃいます。

土間の空間設計

土間は家の印象を決めつけるだけでなく、家族全員が使う場所です。そのため、デザインだけでなく機能にもこだわる必要があります。

例を挙げると、収納、クローゼット等の設置により収納力アップを図るというような工夫を凝らすとよいでしょう。

機能とデザインを兼ねそろえることで、「家の顔」としての役割を果たしてくれます。

 

タイルで土間の印象が決まる!?

現代住宅における土間には、タイルを敷き詰めます。

つまり、タイルによって土間の印象が決まってしまいます。

他の床材に比べ、豊富な材質やカラーを誇るタイルは、自由に選ぶことができ、デザイン性に幅を持たせることができます。

各メーカーが土間床タイルのサンプルを出しているため、興味があれば、実際に確認してみることも大切な過程です。

また、タイルはそのようなデザイン性だけを有しているわけではなく、濡れても滑りにくい、掃除も楽、というような機能性も持ち合わせています。

好みのテイストのタイルを敷き詰め、土間を理想の空間にしていきましょう。

 

土間部分を拡張する

土間は、玄関のエントランス部分だけを利用することが一般的です。ただ、ご自身の希望次第では、土間部分を拡張することもできます。

定義を広範にとらえると、カフェや飲食店のような形式も土間の一種と言えます。それくらい土間の自由度は高いのです。

自宅でも、落ち着けるカフェスペースを設けたい場合、玄関から一階の大部分にまで、土間床部分を拡張することも一つのアイディアです。

注文住宅で素敵な土間を

前述したように、土間は非常に自由度の高い空間です。

そのため、窓路がすでに決められている建売住宅よりも、注文住宅で土間部分をデザインすることをおすすめします。

土間部分では、靴の着脱だけでなく、アウトドア用品、自転車といったものを収納することができますし、植栽を楽しんだりすることもできます。