「漆喰」とは?

「漆喰(しっくい)」という言葉を聞くと、何をイメージするでしょうか?

具体的なイメージが浮かばない方もいらっしゃるかもしれません。

漆喰とは、日本の家屋に古くから使用されてきた塗り壁材です。

主原料である石灰水を焼き、それに水を加えた「水酸化カルシウム」で漆喰は構成されています。

漆喰の効果とは?

漆喰には、どのような効果が期待されるのでしょうか。

漆喰は気密性に優れており、湿気の吸収効果があります。特に、夏場にはその効果が非常に役に立ちます。

それに加え、不燃性という性質もあるため、「防火性」に優れています。また、強アルカリ性であることから、カビ・ダニの発生予防につながり、「消臭効果」が実験により示されています。素晴らしいメリットがあることは明らかです。

その見た目も美しく、シックで、モダンな雰囲気のある部屋にはぴったりの壁材です。

しかし、その扱いには注意点もあります。

前述した吸湿性について、石灰が空気中の二酸化炭素と反応することで、時間が経つにつれて吸湿性が下がる傾向にあります。また、一般的なビニールクロスのよりも施行にかかる工期が長くなる可能性もあるため、前もって把握するようにしましょう

珪藻土との違い

漆喰の原材料は石灰石という岩石です。それに対し、珪藻土は「珪藻」という藻類が原材料です。その藻類を粉末状にして、各製造メーカーが他の材料を独自に混ぜて壁材として使用します。

この際に使われる材料によってその価格が変わってきます。具体的には、化学合成のものや、天然なもので価格を異にするのです。

珪藻土の効果は、基本的に漆喰と同じであり、調湿性や防火性、消臭効果があります。身近なものだとバスマットやコースターによく用いられていますね。

住宅づくりで快適な住環境を

この記事では「漆喰」について消化いたしました。

一言に壁といっても多種多様で、色や素材等を選ぶ際には迷ってしまうものです。

また、その家の立地などの条件に応じて適切な壁材は異なってきます。

家づくりの際、壁についてお悩みのことがあれば、tattaまでご相談ください。