家を新築するなら、万が一の火災にも備えたいもの。

自宅で火災を発生させないことはもちろん、近隣の火災から家を守ることも大切です。

住宅の建築では、これから家を建てるからこそできる、設備や設計の防火対策があります。

今回の記事では、住宅火災の被害を最小限にする方法と、火災に強い住宅建築について、分かりやすく解説していきます。

住宅火災の被害を抑えるには火災報知器を設置する

もしも新居で火災が起こってしまったら、人命が最優先です。

消防庁のデータによると、住宅火災による死因の7割は逃げ遅れによるもの。

火災に早く気づくために、火災報知器を設置しましょう。

そのため、新築やリフォーム住宅では、寝室と階段室に火災警報器を設置することが義務付けられています。

寝室と階段室以外にも、市町村の条例によって、火気を使用するキッチンやその他の部屋にも設置が義務付けられている場合があります。

火災警報器は、熱や煙を感知して警報音を鳴らすタイプが一般的です。

他にも、出火した部屋以外の警報器にも連動して警報音を鳴らすタイプもありますよ。

その他にも、日ごろから避難訓練をする、避難経路を確認しておくといったことが、人命を守るためにできる予防対策といえるでしょう。

住宅火災に強い家を建てるには

ここからは新居を火災から守るために、新築時にできる対策を紹介していきます。

  • 火災警報器の設置場所を増やす
  • ガス漏れ警報器を設置する
  • 住宅用消火器を設置する
  • インテリアには防炎製品を選ぶ

まずは、住宅用火災警報機の設置場所を増やしましょう。

消防法での義務は、寝室と階段のある上階のみですが、その他にもキッチン、リビングなどにも設置することをおすすめします。

また、ガス漏れ警報器を設置しておくと、ガスコンロで起きた失火にも早く気づけます。

火災をできるだけ素早く消せるよう、住宅用消火器を備えたり、スプリンクラーなどの住宅用自動消火装置を設置したりするのも有効ですね。

さらに、火災の拡大を最小限に抑えるために、シーツやカーテン、カーペットなどの布類は、防炎マークのついた製品を選びましょう。

防炎マークのある製品は、炎が燃え広がるのを抑える効果があります。

住宅火災に備えるならプロに相談しよう

火災に強い家を作るには、設計段階から検討する必要があり、専門知識が求められます。

前述した通り、新築住宅では、住宅用火災警報機の設置が義務付けられています。

また、火災が発生時に逃げ遅れてしまわないためにも、2階から避難できる導線を確保しておきましょう。

間取りを考えるときに、避難経路を考えておくとスムーズです。

また、家全体に炎が燃え広がらないために、耐火性能の高い建築材料を選定しましょう。

建築材料の選定は、住宅建築の経験が豊富にあるプロと相談しながら進めることをおすすめします。

まとめ

もし新居で火災が起こってしまったら、人命を最優先しましょう。

逃げ遅れて命を落としてしまわないためにも、火災警報器や自動消火装置の設置を検討したいものです。

建築するときにも、耐火性能の高い材料を作る、避難経路を考慮した間取りを設計するなどの工夫ができます。

建材の選び方や、家の設計には専門知識が必要です。

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