新型コロナウイルス感染症の影響下の中、最前線で闘っている
医師・看護師・医療従事者の皆様、また、テレワークの出来ない
飲食業や自営業、市町村役所、郵便局、運送業、スーパー、現場作業等
私たちのためにリスクの中でも奮闘している多くの皆様に
心より感謝しております。
いまだ終息が見えませんが、業種や立場が違えど、
今私たちに出来ることを全力で取り組もうと思います。
先日より話していたように、この自粛期間を利用して
是非家づくりを考えている皆様の勉強の場になればと思い
シリーズ化して弊社の考える、うったえる家づくりを
ここに綴っていこうと思います。
今日は、家づくり全体を通して必ず押さえて欲しい
考え方や準備・ポイントをお話します。
<<< はじめに >>>
まずはじめに、弊社では、
今から家づくりを始める方々(現お客様・オーナー様)の他にも、
すでに他で家づくりを終えた方々、今現在家づくりを
進行している方々のセカンドオピニオンとして、
年間おおよそ10組くらいの相談のお問合せをいただいております。
そうして弊社に来られた方々のお話
建築基準法や条例・宅建業法・民法等国の定める法律
各省庁のホームページ等で発信している内容
日本や世界各国の住宅・建築の歴史と最新状況
今の、これから先の住まいの在り方や世界情勢
etc...
多種多様な情報を収集しまとめ、
弊社で家づくりをしていただけるお客様、相談に来られる方々に
分かりやすく、丁寧に、細かく、包み隠さず情報をお伝えしています。
<<< 家づくりは人生の投資 >>>
注文住宅・自由設計の家づくりでは
イニシャル(初期)の時は大きく分けて
【お金】 ・ 【住宅性能】 ・ 【デザイン性】
がポイントになります。
どれかに偏りすぎてもいけませんし、必要な情報をしっかりと押さえて
バランスをとることが大切です。(これについてはまた後日書きます)
しかし、住み出してからの長期的な
オペレーティング(ランニング)コストや使い勝手、
流行り廃りや今後のライフスタイルの変化までを
しっかりと考えているかというと、
深くまでは考えられていなかったりということがよく見うけられます。
イニシャルとオペレーティングの両方を考えた
ライフサイクルコストが非常に重要です。
ライフサイクルコストは『費用対効果』、
出したお金に対してどれだけの物理的・精神的・経済的な
価値を見出してくれるかが重要になります。
簡単に言えば、どれだけ効率が良いかということです。
満足度もこの中に含まれます。
つまりは、家づくりは人生の中でも最大の『投資』の一つです。
何度も買い替える車やその他生活品とは『投資』の金額レベルが
全く違います。 (車も高いですが...)
この数千万もする投資に、みなさんはどれくらいの時間をかけ、
情報収集や夫婦・家族会議に費やしていく覚悟でしょうか?
家づくり以外の人生の中の最大の『投資』は【教育】と【老後】です。
子どもたちにかかる生涯費用は国公立私立でも大きく変わってきますが、
平均の最低でも1000万以上/人と考えた方がよいです。
老後資金は昨年も話題になった通り最低でも2000万以上/世帯。
この【教育】や【老後】に関わる考え事をする時間や相談や情報収集
は、多くの方がかなり慎重に確かな情報を調べに調べて労力を
かけています。
では【家づくり】はどうかというと、他の二つと比べて
短期間で情報収集と精査、判断をしていかなければならず、
業者との契約まではかなり疲れる事となります。
ですが、その後は待望の家が完成するまでのワクワクが疲れを
すっとばしてくれます。
この契約までの間にどれだけ労力を費やすかが命運を分けるとよく
言われます。
かなり専門的な話や知識も必要となり、出会う業者や専門家の質にも
もちろん左右されます。
ですから、良い業者に出会う“運”も重要です。
ですが、最終的にはみなさんそれぞれが勉強し、判断していく
巨額の投資です。
人生をかけた大きな大きな投資です。
成功すれば安心安全で、快適で、居心地、経済性の良い、
満足度の高いリターン(投資結果)となります。
失敗すれば、後悔や、計画では考えても想像してもなかった
思ってもみなかった多大な損失や出費、不平不満が募ってしまいます。
<<< 情報収集がカギ。思い込み・慢心はNG >>>
『その時は良いと信じていたのに...』
『まさかそんな事とは思わなかった...』
『聞いていた話と違う...』
『後になって人から話を聞いて...』
『まさか自分の身に起こるなんて...』
そんな悲しい声も聞いてきましたが、
確かに不誠実や事実とは違うことを聞かされた腹立たしさや
悔しさは、金額が金額なだけに相当なものです。
ですが、そうならない為にも、良くも悪くもしっかりと情報収集し
誰のせいにしなくても良いように勉強し、決断する必要があります。
ネットやいろいろな所で目に耳にする情報は、
中には間違いや根拠のない不確かなもの、偏った情報もあります。
人それぞれの価値観やビジネス、自由社会というものを考えたら
どうしてもあることだと思います。
ただ、確かなものを見極める目を養い、
その中で自分たちの価値観や考え方と合う所を見つけることが重要です。
歴史上の失敗者の原因は
【情報不足】 ・ 【慢心】 ・ 【思い込み】
であり、全ての事に言えるので日々私も心掛けています。
自分たちが失敗しないためにも、『良い事だけ』を探すのではなく、
『悪い事も』知って、自分がそうならないよう対策することが大切です。
世の中には完璧なものは無く、全てにメリットとデメリットがあり、
それが何かを知ることが失敗や後悔を未然に防ぐことが出来ます。
また、メリットとデメリットをきちんと誠実に話すことは
プロとしての使命であり、話をするその人が家を売るプロではなく、
家づくりのプロかどうかを見極めるポイントの一つでもあります。
<<< まとめ・アドバイス >>>
家づくりはお客様と業者の信頼関係が大切です。
ですが、その信頼関係を築いていくためにも、しっかりとアウトプット
証拠を確認することが大切です。
各種性能や保証等、それぞれの会社で特色はありますが、
言葉の説明だけでなく、お客様に提示できる書面上の証拠が重要です。
長持ちする等であれば長期優良住宅認定書の提出
耐震性であれば長期優良住宅認定書か性能評価書の提出と耐震等級の確認
構造計算をしているのであれば構造計算書の提出と説明
暖かい家・高断熱であれば外皮計算書の提出と説明
省エネ性であれば一次エネルギー消費量計算書の提出と説明
気密性であれば気密測定の立会または結果の提出
その他外壁や屋根や内装等々、耐久性やランニングコストの説明
キッチンやユニットバス等住宅設備や家本体の保証の細かな説明
全て無料なのか、定期メンテナンスのチェック(出張費)が無料な
だけなのか、どこまで無料でどこから有料なのかの説明
防蟻処理(シロアリ対策)の保証であれば保証書と説明
地盤調査結果や地盤補強をしたのであればその内容説明と保証書の提示
なぜ、その性能値で良いのかという根拠の提示・説明
etc...
この他にもご契約前にしっかりと確認しておく事項は多々あります。
仮契約があるところであればその前に確認が必要です。
プラン提示の際のお見積書(概算見積?)だけでは内容がきちんと
把握できていないことが多々あり、最終的にお金が数百万上がってしまった
ということもよく聞きます。
お見積りが出た時点で内容確認、どの仕様でどんなグレードの物を
見積りに入れているかを口だけでなく書面上で確認することを
お勧めいたします。
一番良いのは、お見積りを出した以上、しっかりとした積算を
しているはずなので、詳細のお見積書を提出してもらうことが
良いです。(内容・数量等の記載が入った見積書)
書き出したら最初のさわりだけでも長文になってしまいました。(-_-;)
次回は一にも二にもまず大切なお金【資金】についてお話します。
手の空いた時に順次書いていこうと思いますが、
早くにもっと詳しく知りたい、他の話しも聞きたいという方は
是非、お問合せ下さい。
完全予約制でお一組ずつご対応させていただいております。
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