お子さんが幼児期の時に、家を建てる方は多くいらっしゃいます。

すると、寝室と子供部屋は分けずに一緒に寝ているという方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

寝室の広さと子供部屋の間取りで悩む方も多いかもしれません。

そこで今回は、寝室と子供部屋の間取りの取り方3パターンを紹介します。

 

寝室と子供部屋の間取りで分かる文化の違い

日本と欧米の間取りでは、寝室と子供部屋の関係性が違います。

それは、生活文化の違いが反映されているためです。

一般的に、日本では、夫婦の間に子供が挟まって寝る「川の字寝」が見られます。

TVドラマ等でも、幸せな家族の演出に川の字で寝ている姿はよく映されていますね。

家族みんなが揃って一つの布団で眠る、それだけで心が温まるような、安心感を得られるかもしれません。

そのため、日本では新築した頃には子供部屋を使わないというご家族が多く見られます。

一方で、川の字で寝るのは日本独特の生活スタイルで、欧米では0歳頃から別室で寝ることが当たり前の文化です。

欧米では、睡眠はプライベートな時間であり、たとえ子供でもパートナー以外とは共有しないと捉える人が多く見られます。

代わりに、起きている間はスキンシップを持ち、遊ぶ時間を確保して愛情をしっかりと伝えるのです。

そのため、欧米では子供が小さい頃から、子供部屋にベッドを準備するケースが多いでしょう。

寝室と子供部屋の間取り

以上のことを踏まえると、寝室と子供部屋の作り方には以下のパターンがあります。

  • 寝室と子供部屋は区切らず一部屋にしておく
  • 寝室と子供部屋をあらかじめ別の部屋にする
  • 寝室と子供部屋を隣同士に配置し、建具で区切る

まず、親子で一緒に寝ることを想定して、寝室と子供部屋を大きな一部屋として作る方法があります。

お子さんが何人になるか分からず、子供部屋の数が決められない場合にも役立ちます。

けれど、のちのち部屋を分けるとなるとリフォーム工事が必要になるかもしれません。

次は、欧米のスタイルと同じで、幼児期から別々に寝ることを想定し、寝室と子供部屋をあらかじめ分けておく方法です。

建売住宅などは、すでに子供部屋と寝室が別々に設計されている家も多数見られます。

リフォームをする必要はありませんが、もし幼児期は寝室で川の字で寝ることになった場合は、窮屈さを感じるかもしれません。

最後は、寝室と子供部屋を隣同士に配置して、間仕切りを設ける間取りです。

間仕切りに、二連や三連の引き戸を採用するケースが多く見られます。

半分開けた状態でも使えますし、大きく開けて繋げば、二部屋を一部屋として使うことも可能です。

生活スタイルの変化にあわせて、可変性を持つ間取りだと言えるでしょう。

まとめ

日本では、親子が一緒に寝るスタイルが主流ですが、欧米では子供の頃から別々に就寝するご家族が多く見られます。文化とライフスタイルの違いです。

寝室と子供部屋の作り方には、以下の3つのパターンがあります。

  • 寝室と子供部屋は区切らず一部屋にしておく
  • 寝室と子供部屋をあらかじめ別の部屋にする
  • 寝室と子供部屋を隣同士に配置し、建具で区切る

いつまで子供と一緒に寝るか分からない場合は、寝室と子供部屋をつなげて建具で区切る方法を選択すると、生活スタイルの変化にも対応できるかもしれません。

しかし、どの方法にもメリット・デメリットがあり、住む人の暮らし方によって最適な間取りは変わります。

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