マイホームを建てるなら、万が一の地震の被害にも備えたいもの。

各保険会社の、地震保険の保険料や内容を比較したくなる方も多いことでしょう。

けれど、以下のような疑問を持つ方もいるかもしれません。

「地震保険はどの保険会社でも同じって聞いたけど、本当?」

答えは、地震保険の保険料率や仕組みを正しく理解すると分かります

今回の記事では、地震保険と保険料率、地震保険料について分かりやすく解説していきます。

地震保険はどの保険会社でも同じ

地震保険制度は、国の法律に基づいて保険料の算出方法が定められています。

地震は、いつどこで発生するか予測が難しい災害であり、発生後の被害は広範囲にわたり、被害額も多額になることが予想されます。

そのため、損害保険会社ごとに地震保険料が異なることはなく、補償内容も同じであるため、比較する必要がありません。

どの保険会社で加入しても、建築条件が同じである場合保険料は同じ金額で、価格競争が起きない公共的な仕組みになっています。

ただし、地震保険は火災保険に付帯して加入するもので、単独での加入ができません。火災保険は、保険会社ごとに特色があります。

地震保険の保険料率と保険料はどう決まる?

地震保険の保険料率や保険料は、地震保険の対象となる建物の、以下2つの条件によって決まります。

  • 建物の所在地がどこにあるのか
  • 建物の構造は何か

このため、注文住宅は建物が決まり次第、建売は購入時に保険料の検討がつきます。

地震保険算出のための一つ目の条件、「建物の所在地による違い」は、地域によって地震発生予測が異なるために設けられた区分。

全国の都道府県ごとに1〜3の等地区分に分けられ、それぞれの保険料が算出されます。

また、地震の影響による被害の大きさは建物構造によって変わるため、二つ目の条件「建物の構造の違い」によって区分が異なります。

分けられる区分は2つで、イ構造(マンションなどコンクリート造)と、ロ構造(木造)。

多くの場合、木造の一軒家であればロ構造となるでしょう。

また、地震保険の契約期間は1年の短期、2〜5年の長期の2通りがあります。

契約期間の長さで保険料率が変動し、長期契約であればあるほど割引率が高くなります。

地震保険のことなら住まいの専門家に相談してみよう

住宅の計画が進んだ場合、実際に地震保険の金額がいくらになるか知りたい場合は、プロに相談してみてはいかがでしょうか。

地震保険はどの保険会社でも変わりませんが、建物構造や建築する地域によって金額が変わるもの。

また、建物の耐震性能や免震性能、耐火性能によっては割引が適応されることもあります。

住宅建築に明るくなければ、正しく説明するのは難しいかもしれません。

マイホームを購入する際には、地震保険についても相談できる、住宅の専門家に話を聞くことをおすすめします。

まとめ

地震保険の保険料率や保険料は、国によって定められた所在地や構造により決まります。

公共性の高い保険であるため、どの保険会社も同じ補償内容と保険料率で、比較する必要はありません。

しかし、地震保険は単独では加入できず、必ず火災保険とあわせて加入する必要があります。

地震保険の仕組みについてきちんと理解しておくと、マイホーム選びや保険選びで迷うことが少なくなります。

将来の災害についても考慮しながら、安心して暮らせる住まいを、プロと一緒に実現させませんか?

 

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