部屋の断熱は天井断熱によって損なわれることがある

天井の直上の断熱施工する天井断熱は、屋根断熱に比べると低コストです。

なぜなら屋根断熱は、天井断熱より断熱材の範囲が多いからです。

屋根裏部屋をあまり使用しないのであれば、そこまでコストをかけずに屋根断熱で対応することが多いでしょう。

しかし天井断熱は、施工の方法によって部屋の断熱性が損なわれてしまう可能性があります。

 

断熱性能に影響を与える天井断熱の施工とは

ここでは、どうして天井断熱が居室部分の断熱性を損ねてしまうのかを解説します。

天井は、天井板や天井ボードを天井下地で固定して作られます。

そして天井断熱の施工方法のひとつとして、天井下地の上に断熱材を直接敷き詰めていく方法があります。

しかしこの方法で施工すると、断熱材に穴があいてしまうなどして断熱性能が下がってしまう可能性があるのです。

それは電気配線の施工、換気ダクトの配管の際に起こります。

施工時に断熱材を突き破ってしまう、断熱材をどかしてしまうなどで断熱性能に影響が出てしまうのです。

また、今人気のダウンライトを設置するときにも同じことが起こります。

配線・配管、照明器具設置の際にこのリスクを回避するには、天井と断熱材のあいだにスペースを作るといった工夫が必要です。

スペースを設けておくことで、断熱材を傷つけることなく設置することができますよ。

 

天井断熱に使う断熱材の選び方

天井断熱の断熱材は、断熱性能にかかわらず重量が軽いものを選ぶことがポイントです。

また同じ観点から、湿気を吸収しやすい断熱材も重みを増してしまうことから避けた方がよいでしょう。

なぜなら断熱材が重いと天井板や梁への負担が増え、断熱性能に影響が出てしまうからです。

天井断熱をお考えの際は、できるだけ軽い断熱材を選ぶよう心がけてみてくださいね。

tattaでは、直接話し合いをしながら家づくりを進めることができるため、家づくりに関する様々な相談対応も可能です。 ぜひお気軽にご相談ください!