2020/04/23
新型コロナウイルス感染症の影響下の中、最前線で闘っている
医師・看護師・医療従事者の皆様、また、テレワークの出来ない
飲食業や自営業、市町村役所、郵便局、運送業、スーパー、現場作業、
保育士の皆様、家族のため、私たちのために多くの皆様がリスクの中で
奮闘していることに感謝しております。
業種や立場が違えど、私たちに出来ることを全力で取り組もうと思います。
自粛期間を利用しての、家づくりを考えている皆様の勉強材料
ご提供第2段として、今日は一にも二にも大切なお金のお話しです。
弊社の考える、家づくりを始める上での予算決めについて
綴っていこうと思います。
<<< 大切なのは資金計画 >>>
予算決定において大切なのは
建築費や土地価格だけではありません。
「毎月の支払がいくらになるか」
「ローンを完済できる金額を算出すること」
だけしか見ていないと取り返しのつかない失敗をしてしまいます。
人生の三大資金 【教育資金】・【老後資金】・【住宅資金】
これらすべてを見据え、確保できる、50年、60年、70年先までを
考えた無理・我慢の無い資金計画をたてることが重要です。
前回のブログで触れたように、
子どもたちにかかる生涯費用は平均の最低でも1000万以上/人、
老後資金は昨年も話題になった通り最低でも2000万以上/世帯、
家や土地の予算はここにフォーカスした余りとなります。
(バックナンバー ⇒ 家づくりのおはなし vol.1
https://chikuhou-ie.com/tab.php?id=11010&logId=13630#news)
“将来の車の買い替えは?”
“お子様の人数や年齢や進路は?”
“加入している保険は?”
“老後の必要生活費は?”
“月々の娯楽費は?”
“現在の貯金は?”
“退職金の有無は?”
“収入の変動は?”
“住宅のメンテナンス費は?”
この他にも多々ありますが、以上の事を考えてみても人それぞれです。
これらが積み重なると、同じ年収の人でも住宅ローン35年で
数千万円も違ってくることがあります。
資金計画は家を建てる(建築費と土地)だけでなく、みなさんそれぞれの
【家族構成】・【生活スタイル】・【将来設計】・【価値観】 etc...
に合った、オーダーメイドのものでなくては意味がありません。
当社では先に挙げた項目や、場合によって奥様の育休期間、ご主人の
転職等々、数十数百項目のヒアリング打合せをしながら
ライフプランシュミレーションを行っていきます。
このシュミレーションを行うことで、みなさんの家計や資金の現状、
将来の見通しを把握し、問題点があれば修正方法のアドバイスを
行わせていただきながら、無理のない家づくりのための予算決めに
活用していただいております。
時には、家づくりをすることが難しいという現状が分かることもあり、
その場合の告知やアドバイスも誠心誠意させていただいております。
<<< 快建築舎は資金計画を非常に重視します >>>
“ご年収がいくらだから借入はこれくらい大丈夫“
“1か月の住宅ローン支払いがいくらだから大丈夫”
“あの人がこれくらいだから大丈夫”
“みんなこれくらいだから大丈夫” etc...
このように簡単に資金計画は出来るものではありません。
それは、たとえどんなに素晴らしい快適な心地よい家を建てたとしても、
ローンの支払いが苦しかったり、教育資金が確保できていなかったり、
先々の生活が厳しくなったり、老後の資金が無かったり、
という状況になるならば、結局は【家族の幸せ】という家づくりの
真の目的が果たせないからです。
性能やデザインも大切ですが、
資金計画についてもトータルコーディネートが大切です。
また、ファイナンシャルプランニングの知識から、我慢や無理をせずに
家計を節約する方法を知ることも、
資金計画、人生をより良くするために重要です。
各種見直しや資産運用等、無駄を省いて効率的なお金の管理をすれば
するとしないとで数千万円の違いが出てくることもあるのです。
( ※ 当社では保険・金融商品の販売は一切しておりません。
アドバイスしたことによるリベート等も一切受け取っておりません。)
この他にも、住宅ローンの借入先の選定や借り方、繰り上げ返済、
分かりにくい手数料の節約方法などもお伝えしております。
正しい知識があれば、同じ金額を借りても毎月の支払いや
総支払金額を減らすことが出来ます。
<<<落とし穴になりやすいコストの見落とし>>>
前回のブログや先に述べた “メンテナンス費“
この長期的なオペレーティング・ランニングコストを
みなさんどれくらい考えているでしょうか?
(バックナンバー ⇒ 家づくりのおはなし vol.1
https://chikuhou-ie.com/tab.php?id=11010&logId=13630#news)
家は建てる時にかかるイニシャル(初期)コストは、
① 【住宅性能】や【デザイン性】や【採用する建材・商品の質】
によって大きく変わります。
オペレーティング・ランニングコストは、
② 【住宅性能】や【採用する建材・商品の質】
で大きく変わってきます。(場合によってはデザイン性でも)
“家にかかるお金“ はこの①+②で決まってきます。
この②には光熱費(35年で平均600~700万程度)や、
家全体のメンテナンス費(35年で平均500万~700万程度)
がかかってきます。
外壁や屋根等(1度の塗りかえや葺きかえ等で平均で100~200万程度)
(陶器瓦はメンテナンスフリーだが、環境や状態による)
その他水回り(キッチン・ユニットバス・トイレ・洗面台等)
場合によっては床や屋内壁天井(クロス・塗り壁)
電気機器 etc...
細かく言えばたくさんありますが、
これらのオペレーティング・ランニングコストの一生分のトータル
1000~1500万程度が資金計画上で入らないといけない
ということを考えなければいけません。
このお金を、大幅に削減するためには、最初のイニシャルコストでの
提案の仕方が重要になってきます。
これについては後々のブログで耐久性や各種住宅性能で話していきます。
また、間違った情報がネット上で出ていることも時々見うけられますが、
家本体のメンテナンス費は大きくは回数(頻度)に影響することに注意が必要です。
(屋根・外壁等では足場代がかかってきたり、その他工賃や廃棄代もかかってきます)
細かくはこの場では割愛しますが、
オペレーティング・ランニングコストについて知ること、
いかに抑えるかを考えることで、お金だけでなく、
日々の暮らしの快適さや豊かさにも良くも悪くも
大きく影響します。
イニシャルとオペレーティングの両方を考えた
ライフサイクルコスト『費用対効果』が非常に重要です。
(出したお金に対してどれだけの物理的・精神的・経済的な
価値を見出してくれるか)
<<< まとめ・アドバイス >>>
これらは我慢や努力の話ではありません。
知っていれば得をするし、知らなければ損をするということです。
我慢や努力を数十年間続けるのは無理があり、また、
楽しい暮らしとは言えないでしょう。
製品や工法もそうですが、お金についての考え方も他社さんそれぞれの
考え方があると思います。
私たちはいつも、弊社だけでなく、時間が許す限り出来るだけ多くの
会社の家づくりの話しを聞いてくださいとお客様にお願いしております。
自分たちにとって良い情報も、悪い情報も出来るだけ多く知り、
それぞれのメリット・デメリットがテーブルの上に多く並んで
選べる方が、後々悔いなく楽しく家づくりを進められると
考えております。
今回の個の話し以外にも、住宅ローン減税について詳しく
知っていくことでどういう借り方をした方が得か、
住まい給付金や、地方自治体からの補助金、国から出る
地域型グリーン化事業(ZEH・長寿命等)や、経産省・環境省の
ZEH、ZEH+、ZEH+R、LCCM、サスティナブル建築物等先導事業
等々の大きな補助金制度についてのおはなしなど、
お金にまつわる知っておいた方が良い情報は
まだまだたくさんあります。
情報不足は、自分の意思でほとんど解決できる問題です。
書き出したらやはりまた長文になってしまいました。(^_^;)
次回は住宅性能!
の前に、知っていて欲しい【住宅性能全般】についてお話します。
手の空いた時に順次書いていこうと思いますが、
早くにもっと詳しく知りたい、他の話しも聞きたいという方は
是非、お問合せ下さい。
完全予約制でお一組ずつご対応させていただいております。
バックナンバーはこちら↓↓↓
(バックナンバー ⇒ 家づくりのおはなし vol.1
https://chikuhou-ie.com/tab.php?id=11010&logId=13630#news)
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