2022/05/08
掘りごたつに足を入れると、心地よさを感じるものです。
家を新築するときには、掘りごたつを採用するか迷うという人も多いことでしょう。
そこで、今回は掘りごたつのメリット・デメリットを紹介します。
これから家を建てる予定がある方は、是非ご覧ください。
掘りごたつは、床の中に足を入れて温まる形式であることから、さまざまな魅力があります。和室にある掘りごたつをみると、どことなく懐かしさを覚えるという人も多いはずです。
まずは、掘りごたつのメリットを紹介します。
掘りごたつはテーブル式のこたつと違い、膝が曲げられます。
椅子に座るような形で座れる掘りごたつは、足腰の負担が少なくなるのが特徴です。
長時間、正座をしていて足のしびれを覚えた経験はありませんか。
掘りごたつなら、足を下におろせるので、長時間、足が楽に過ごせます。
そのため、掘りごたつは年配の方や正座に慣れない若い人にも好まれていますよ。
足腰への負担が少ない掘りごたつは、現代の和室リビングには最適です。
冬のリビングでは、掘りごたつのある場所に自然と家族が集まってきます。
家族が一か所に集まると、自然と会話が始まりますね。
大人数で囲める掘りごたつは、家族が集まりやすく家族間のコミュニケーションにも役立ちます。
掘りごたつは、どんなデザインコンセプトのお家にも似合います。
和モダンはもちろん、北欧風やアジアンテイストのインテリアにも馴染みますよ。
現代では、北欧風のすっきりした洋風の座卓もあり、デザインのバリエーションが豊富です。
自分好みのインテリアに馴染む、デザインの掘りごたつを選んでみましょう。
マイホームに取り入れるなら、掘りごたつのデメリットもしっかり知ってから選びたいものです。
ここでは、掘りごたつのデメリットを紹介します。
掘りごたつの中を掃除するのは、大変です。
掃除機をかける際に、掃除機が座卓のヒーターにひっかかりやすいのは避けられません。
また、ゴミやモノが掘りごたつの中に落ちてしまうと、机とヒーターが邪魔をして取りづらくなります。
特に、格子型のヒーターを取り付けると、ヒーターカバーの取り外しが大変です。
加えて、掘りごたつの机は、木の素材によっては、とても重量があります。
年配の方など力が弱い方は、机の重さにも注目して掘りごたつを選びましょう。
掘りごたつは、模様替えしづらい点がデメリットです。
土台の下部分につくるケースが多く、リフォームしない限り場所を変えられません。
また、一度作ってしまうと座卓の大きさも変えづらいことを覚えておきたいものです。
例えば、一畳分の掘りごたつを作ると、座卓も一畳サイズで決まります。
小さい座卓を組み合わせるのは難しくなると考えてください。
掘りごたつは頻繁に、座卓の場所や大きさを変えられないことを覚えておきましょう。
掘りごたつは、足腰の負担が少なく、現代のリビングにも似合う座卓です。
自然と家族が集まりやすい掘りごたつは、家族のコミュニケーションにも役立ちますよ。
掘りごたつは、安らぎや癒しを家族に与えてくれるアイテムです。
しかし、掃除が大変で模様替えがしづらいという面もあるため、納得してから採用を決めましょう。
掘りごたつなど、和室やリビングの間取りで悩んだら、住宅設計の専門家に相談してみませんか?