焼き杉をさらに炙って、深い色味を引き出した外観は、新築なのにまるで何十年も前からそこに建っていたかのような存在感
2階部分は蔵を意識した虫籠格子の演出や夕涼みの風景が似合う昔ながらの出窓など、古き良き時代の日本家屋の演出を
ダイナミックな吹抜けの上部を彩るのは、個人宅ではあまり見かけることがない太鼓橋
自社倉庫で乾燥させた国産の無垢材や古民家から移築した梁をふんだんに用いて、木のぬくもりに包まれた心地よい空間を創出します
効率的な家事動線や上下階がつながるダイニング・キッチンは、古材を活かした伝統的な意匠が光る吹抜けに
太く重量感のある大黒柱は京都北部の北山杉を仕入れて、職人の技と年輪を刻んだ素材をここに集結
玄関を抜けた先には、京都の町屋を意識した吹抜けの通り土間があり、味わい深い風合いと空間の設えが安らぎや落ち着きを与えてくれます
和室とダイニングの入口に設けた縁台は昇降をサポートしてベンチ代わりとしても使えます
木目の異なる無垢材を空間ごとに貼り合わせ、壁や天井、建具のすべてに手仕事の繊細さを感じさせる和室
仕上げを飾ったのは、シンボリックな木製舵輪
大正時代に作られた繊細で洗練された建具は、年月を経ても色あせない品質の高さを身体で感じることができるデザイン
ガラス越しに写る通り土間の風景も美しく演出されます
2階の太鼓橋は空間のつながりと大正レトロ感が融合する演出のひとつ
太鼓橋の左右は吹抜けとなっており、高い位置の窓から自然光が1階まで届くので採光も抜群。
建具や柱には古民家より移植した素材を多く使用しており、これからも経年変化による味わい深い木の表情を随所で楽しめます
上下に設けた窓からやわらかな自然光が差し込む土間スペース
玄関から生活空間へと続く土間も、味わい深い趣を
玄関扉を開けた目の前に手洗いカウンターを設けているので、帰宅後は手洗いやうがいを済ませてから室内へ
きれいな手洗いボウルは耐久性とデザイン性に優れた信楽焼で、壁にはニッチも設けていますので季節ごとの演出を楽しめます
間取り図
4LDK+別途車庫13.1坪
CONCEPT
コンセプト
◆◆ コンセプト ◆◆大正のロマン漂う和風の建物は、通りからもひと際目を惹き、ここだけ時が止まったような錯覚を起こさせてくれるようです。
少数精鋭の自社大工だけで、自然素材をたっぷり使った家を造り上げる「総無垢の木の家」。
同社で使用しているセルロース断熱の材料も自然の木の繊維で、木と同じように湿気を吸放出して家族を寒さ暑さから優しく守り続けます。
この断熱施工も徹底して自社で行い、隙間がないようにしっかり目で確認しながら、断熱材を吹き付けていきます。
また、調湿性がある無垢材や漆喰をたっぷり使っていますので、年月の経過と共にその機能の高さと快適な空間を生み出してくれます。
CLIENT VOICE
施主様の声
その出来映えは想像以上。
完成した姿に思わず歓声を上げた圧巻の太鼓橋と通り土間。
職人の繊細な手仕事で仕上げられた家には、内も外もワクワクするような仕掛けに満ちていて、完成時には「おお、凄い」と思わず歓声を上げたほど。
大正ロマンというコンセプトは掲げていましたが、太鼓橋や古材、窓の演出は、すべて同社からの提案によるもの。
予算の壁があるので、もちろん事前に相談はされますが、工事途中に訪ねる度「なんだか凄いものが出来てるぞ・・」と期待に胸が踊りました。
デザイン性や素材だけでなく、機能性にも十分配慮されています。
帰宅後サッと手を洗える玄関のカウンター、上り下りしやすい階段の傾斜、水まわりのレイアウトなど、実際の暮らしをイメージしながら、ひとつひとつ丁寧に仕上げてくれました。
まだ引っ越したばかりですが、住み心地の面でも大満足ですね。特に気に入っているのは、家全体を見渡せる橋の上からの眺め。
どこを見ても木の風合いに包まれており、とても気持ちが安らぎます。
STAFF VOICE
担当スタッフのコメント
DATA
施工データ
価格 | ~3,000万円 |
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タイプ | 和風・和テイスト ヴィンテージ |
構造 | 木造軸組 |
間取り | 4LDK+別途車庫13.1坪 |
施工会社 | 株式会社 Inoue・Giken |
施工期間 | - |
敷地面積 | 60坪以上 |
延床面積 | ~40坪 |